
にきび対策のテーマです
饅頭の薄皮がとてもおいしいように、コーニファイドエンペロープの「薄皮」も非常に重要で、これがないとバリア機能という大切な役目が十分に果たせません。
未熟な薄皮が角層の外側で成立して、やがて垢となって落ちていく。
このプロセスで皮膚は守られているのです。
私たちの研究では、健康な皮膚ではこのプロセスがきちんと実行されていますが、バリア機能が低下した皮膚では、角層の最外層が未熟な「薄皮」状態のままなのです。
ゆめゆめ、「薄皮」をあなどってはいけません。
さらに研究をすすめて、「薄皮」コーニファイドエンベロープがしっかりできてくるようなスキンケア製品を、近い将来お届けできることでしょう。
垢にしみじみ、さきほど角層は死んだ細胞の集まりで、生きているうちに準備万端整えるのだと紹介しました。
でもじつは、死んでからも生きているうちに用意した材料を使って成熟を続けていることがわかってきました。
つまり、角層の中では、細胞の生命活動は行われていませんが、酵素反応などは継続して起こっています。
そして、バリア機能をはじめ、保湿機能などの重要な役割を最後まで全うして、剥がれるまで、まだまだがんばり続けるのです。
それは落葉樹のようでもあり、がんばっている人生のようでもあります。
だから、がんばっている角層をむりやり剥がすのはお勧めできません。
剥がしてよいのは、きちんと役割を終えた角層だけと考えて下さい。
さて、今日もそろそろ風呂にしましょうか。
一生懸命がんばって私たちのからだを守ってくれた垢に、ありがとう、というために。
肌の老化は20代後半から「いつまでも若くありたい」これは百人に聞けば、ほぼ百人の方が「イエス」と答える願いではないでしょうか。
そして外から見える若さとは、とりもなおさず、「肌の若々しさ」です。
人類が誕生してからこのかた、誰ひとりとして不老不死の獲得に成功した人はいませんが、嬉しいことに、「若々しい肌を保つ」ための最新の皮膚科学はどんどん進歩しています。
